食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06260150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-JQ株由来食品用酵素グルタミナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年4月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月12日、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-JQ株由来食品用酵素グルタミナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(3月13日採択、PDF版13ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8711)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素 グルタミナーゼ(L-グルタミンアミドヒドロラーゼ EC 3.5.1.2)は、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-JQ株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該産生菌株は、安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))の要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 評価対象である当該酵素は、 以下の食品製造工程6工程にて使用されることが意図されている。
 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程
 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 ・ 香料製剤製造用の乳製品加工工程
 ・ タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品加工工程
 ・ タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 ・ 酵母及び酵母製品の加工工程
 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.148 mg 総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。
 当該産生株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素製造工程に起因する懸念が存在しない点を考慮し、毒性学的試験が必要であるとは判断されなかった。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、花粉アレルゲンとの一致が1件検出された。一致したアレルゲンは、 Quercus alba(ホワイトオーク)が産生する感染特異的タンパク質の一種・Que a 1であり、花粉アレルゲンとして知られていれる。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、シラカバ及びオークの花粉に感作された摂取者に対するリスクは排除されない。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8711
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